うんうんと思いつつ、楽しく読めたエッセイ
こんばんはー♢
つい最近読んでいたエッセイがあって、とても面白かったので、
“ご紹介”みたいな大げさなものではなくて、備忘録的なものとして書こうかなと。
私は本読むのが遅いです。
エッセイだから小説よりも早く読めるはずなのだけど、今回も結構ゆっくり、
ちょっとずつちょっとずつ読んでいたら、かなり日にち経っていました。
川上未映子さんの「おめかしの引力」
もう装丁からして可愛くて惹かれます。
背景ピンクで靴が赤っていう… あぁ乙女感…
この素敵な装丁はどなた?
と思ったら、アートディレクターの吉田ユニさんでした。
あぁ~と納得。
全然詳しくはないのだけど、何年か前にラフォーレミュージアムで開催されていた展示を夫と一緒に見に行ったことが。
本当に面白くて、思わず図録のようなものを買って帰ってきましたよ。
「おめかしの引力」というタイトル通り、おめかしに関するエッセイなんですけど、
洋服のことに限らず、メイクとか洗剤とかいろいろなことがでてきて、
結構男女問わず、ファッションにそんなに関心なくても楽しく読めちゃいそう。
「求む、ブラジャー革命」っていう回があるんですけど、
私ちょっと面白すぎて声出して笑っちゃいました。
夏にブラジャー着けるのが苦しいけれど、日本で乳首(!)が透けた格好で外出するのは憚られるし、どうしたらいいの って感じの内容で、すごい面白い!
あと眉毛に関して書いてある回があって。
もう、私はここ何年も眉毛迷走していて、眉毛ってどうしたらいいの!?っていう、
迷い、疑問の中で数年生きています。
ちょっとずつ、その時々で変化しているんですけど、川上さんのこの回を読んで、
あっ、いじらず自然に生やせばいいのか!って、なぜか励まされた気持ちになったんですよね。
私の眉毛は元々が変な形なので、さすがにまったく手入れしないっていうのはできないんですが、前より伸ばすようになりましたよー
川上さんは、生やしっぱなしで、眉毛を描く時も自毛は無視して好きに描いているとか。
そこまでになれたらとても楽でいいのだけどなー
あと“日割り計算”なる概念を読んだ時には、(多分実際自分はしないんだろうけれど)なるほどね~と、妙に納得したり。
このエッセイの中に、文章中でも触れている服や靴などの写真が数ページあるんですけど、載っている服の写真がどれも可愛い~
レースのブラウスや、シフォンのワンピースや、パフスリーブのジャケット・・・
この写真見てるだけで楽しい!
今は実際には着ることがなくなったけれど、私もフリルやレースやパフスリーブ好きだから、心わしづかみされました。
川上さんご自身は、この本の中で自分はお洒落じゃないと言っているのですが、
川上さんのお写真見ると、自分の好みのジャンルということもあり、
可愛い~可愛い~*
“お洒落”って一言で言っても、いろんなジャンルの服があって、いろんな着こなしがあって、主観もあるから、判断するのって難しい。
たまに夫とも、お洒落ってなんだろうねって話になります。
“お洒落かどうか”は置いておいて、自分が好きで似合う服を楽しい気持ちで着ていられるのが一番幸せかなぁ~とも思いますが、、、難しいですね!
「おめかしの引力」は、もっと肩の力抜いて楽しく読めるエッセイなので、
読んでない方、気になる方ははぜひとも~
*好きな一文
「物とおめかしの心をつなぐところに店員さんあり、なのよね。」
激しく同意。
ではでは~